西日本に停滞する前線などに向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、1日の愛媛県内は大気の状態が非常に不安定になっている。8月31日午前0時の降り始めからの1時間最大雨量は、宇和島で1日午前11時50分までに64.5ミリの雨量を観測。松山空港では1日午前11時55分までに41ミリと、9月としては観測史上最多となった。
 松山地方気象台は大雨、落雷、突風に関する県気象情報を出し、1日夕方まで土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の氾濫や増水に警戒を呼び掛けている。また1日夜遅く遅くまで落雷、竜巻などの激しい突風の恐れがあり、屋外活動などに注意が必要。
 気象台によると、降り始めから1日正午までの雨量は宇和島177.5ミリ、鬼北町近永144.5ミリ、愛南町御荘140ミリ。
 1日に予想される1時間最大雨量は南予60ミリ、東中予50ミリ。1日正午からの24時間雨量は、東中南予の多い所で150ミリの見込み。